寄り添い生きる。

自律神経失調症(全般性不安障害)、自分自身に寄り添い生きて行くブログ

介護者の心の影響

この事を考えると、今でもすごく悲しい気持ちになりますが・・。

 

母親の心の気持ちの持ちようが、ダイレクトに父の心に気持ちに伝わり、

それが父の認知症をますます進行させていたように思います。

 

悲しい気持ち、きまずい雰囲気、自己中心的な思い、このような感情は

あらゆる対人関係でお互いに意図せずとも、嫌でも相手に伝わるのは

言うまでもありません。

 

これが人生のパートナー同士であれば、なおその結びつきは強く、互いの気持ちが

互いに影響する効果はかなり大きいものになります。

 

下の写真は、介護をしているときの母親の日記です。

(母は毎日、ストレス発散のため、自分自身の気持ちの整理のためにも、

 日記をつけていました。) 

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介護をしているとやはり、しんどい、逃げたい、疲れた、という気持ちが

出て来るときは必ずあります。しかもそれが連続する日々なんかは特に・・。

 

それを適度な発散をせずに(出来ずに)放置しておくと、どんどん自分の中に

蓄積されていき、ノイローゼやうつ病になってしまうので注意が必要です。

 

僕の母親もこれまで人前や僕たち家族の前で泣いたことなど一度も無かったのに、

あるとき僕が母の話を聞いているとき、突然号泣したのには本当に驚きました。

そのあとも母は結局、父が亡くなるその日までノイローゼ気味がずっと続いていた

ように思います。

 

 

このような事を言うと怒られるかもしれませんが・・・

 

認知症本人よりも、

介護者(僕の家では母)が、周囲の人間が、

心身ともにより健全な状態であること

 

これが長期に渡って介護を続けるうえで、一番大切なことだと思います。

 

現時点では、残念ながら認知症の進行を完全に止めたり、治したりすること

が出来ないので、認知症介護と寄り添い、共に生きていく方法の一つとして

このようなアプローチが有効じゃないのかなと。

 

冒頭で

母親の心の気持ちの持ちようが、ダイレクトに父の心に気持ちに伝わり・・

と言いましたが、当然の事ながら逆も然りな訳です。

 

もしも母が僕たち家族が、自分自身や置かれている状況を受入れられていて、

出来るだけ穏やかに、楽しく、充実していると感じながら

父と接する事が出来ていれば・・・

父も僕たちと同じく、穏やかに、楽しく、充実していると感じることが出来た

のではないか。 きっと認知症の出方も変わっていたように思えます。

 

綺麗ごとなのは分かっています。

 

理想だというのも分かっています。

 

認知症の現実を前にしてそのような気持ちになれることは、

とても難しい事だというのも分かっています。

 

でも周囲の人たちが、少しでもそのような心掛けを継続することで

変わってくる現実は必ずあると思います。

行動することでのみ現実は変えられるからです。

 

僕たちは上記のような事に気付くのが遅すぎました。

もう取り返すことは出来ません。

 

この事が少しでも多くの方の参考になればと思います。

認知症介護と付き合っていくことの参考にしてもらえるとうれしいです (*^-^*)