寄り添い生きる。

自律神経失調症(全般性不安障害)、自分自身に寄り添い生きて行くブログ

薬を飲めなくなって

誤嚥による入院を経て、父は遂にものや水分でさえも飲み込む事が出来なく

なってしまいましたが、同時に薬も飲めなくなってしまったのは言うまでも

ありません。

 

父が服用していた薬は、以下の通り3種類ありました。

 

イーシードパール配合錠

 

メマリーOD錠20mg

 

アリセプトD錠5mg

 

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このうち、イーシードパールはパーキンソン症状の軽減、あとの2つはレビー型認知症

の進行を遅らせるため、と医師から説明を受け

"何の疑いも持たず" 服用していました。

 

服用を始めた頃は(あくまで進行を遅らせるための薬なので当たり前なのですが)、

特に目立った症状の改善もなく、かといって副作用らしきものが出てくる様子も

ありませんでした。

 

しかし(今思えばですが)あれは副作用だったのかなあ?と思える症状が、

薬を飲み始めて2〜3ヶ月経ってから出始めました。

 

それは……

 

幻覚を見ている総時間が増えたり

 

ただでさえ小刻みな歩行だったのに、途中で前に進めず停止してしまったりして

移動するのに要する時間がこれまで以上に増えたり

 

今まで手を挙げた事すら無かった父が夜中に壁をドンドンと叩いたり

 

目を開けたままイビキをかいていたり

 

話の辻褄が全く合わない、話が噛み合わなかったり

 

とまあ、イロイロと目まぐるしく症状が循環するようになったのです。

もちろんこの時点では「薬によるもの」なんて発想はなかったわけです。

 

またお父さん進んだのかなあ

 

最近進みが早いように感じるな…

 

と家族でよく話をしていました。

 

認知症症状がたくさん出て来たことで受けるショックや、

日々の介護による疲れもあって、母を筆頭に家族みんなが

思考停止に陥っていたのだと思います。

 

その後、たまたま書店でぶらぶらしているとき何気なく手に取った本。

そこには僕たち家族の知らなかった、介護の仕方、付き合い方、最新対策グッズ、

そしてコウノメソッド、介護者のマインドまで、もう僕たちにとって宝の山🌟

とも呼んで良いくらいの至極の情報がズラリ。

それは、遠距離介護で有名なブロガー くどひろさんが書かれた書籍でした。

(くどひろさん、本当に有難うございます。)

 

しかし僕がそれを知ったのは父が入院をして、かなり弱ってからのこと。

 

それから父は、最期まで病院を出る事は無かったので

 

「ここまで認知症の症状が循環しながら目まぐるしく出るのは、ひょっとして

 服用している薬のせいかも‼️」

 

「コウノメソッド、もうこれしかない‼️」 

 

僕がそう思ったのは時すでに遅しだったのです。

せっかく知識を、素晴らしい情報を得たのに、間に合わないなんて……

もう少し早ければ、僕が長期出張になんて行かなければ・・後悔の念に駆られました。

 

 

ですが、そのような中でも1つだけ分かった事があります。

 

それは…

 

(父の飲んでいた)薬の服用を一切止めると

不思議なことに認知症症状が引っ込んだのです!

 

食べ物や水分でさえも飲み込む事が出来なくなってしまった結果ではありますが、

飲み込めなくなって、身体は衰弱し、声も弱っていくのですが、会話のリズムが、

調子が、抑揚が、元気な頃だった父に戻っているのです。

会話の辻褄も合う、話が噛み合う、・・・これには涙が出ました。

 

ひょっとしたら死期を感じた父の最期の力だったのかもしれません、

 

ひょっとしたら単なる一時的な回復だったのかもしれません、

 

でも、あのとき、確かに父は元気な頃の父に戻っていました。

そして最期を迎えるそのときまで、父は元気な頃当時のままのようでした。

 

薬は万能ではない。

副作用もあるということをちゃんと理解して服用しないといけません。

医師のいう事を鵜呑みにして服用していましたが、もっと早い段階から

脱薬を進めていれば、もっと違った結果になっていた気がしてなりません。

 

父のような、認知症対策薬として病院で一般的に処方される薬。

全てを否定するつもりはありませんが、認知症と付き合っていく中で

立ち行かなくなったとき、手詰まりしたとき、そのような薬を一切断ってみる

という選択肢はあっても良いのではないかと思います。

 

確かに勇気はいると思います。

ですが、何事も行動しない限り現状を変えることはできないのも事実です。

 

是非とも僕の体験を、ご参考になさって下さい。