寄り添い生きる。

自律神経失調症(全般性不安障害)、自分自身に寄り添い生きて行くブログ

人に頼る

我が家では、父と同居している母がメインで父の介護をしてくれていました。

僕はと言うと、その実家からバスで30分程離れた所に住んでおり、

兄は実家から電車とバスを乗り継いて約1時間のところ。

そういう距離的な問題もありますが……

息子達に迷惑を掛けたくない、何より父本人が自分のみっともない姿を息子達に

見せたくない、見られたくないと強く望んでいたこともあって、母が先陣を切って

父を介護してくれていました。

 

母は父の身の回りの事は全て1人でやっていました。

もともとあまり人に頼ろうとはせず、全て自分1人で抱え込んでしまうタイプ。

ですので、余計に父の身の回りの事を自分だけでやろうとしていたようにも思います。

 

また後に、当時の気持ちを聞いたとき

 

「お父さんが認知症やなんて誰にも言われへん気持ちやった」

 

「あんたら息子でさえ、見られたくなかったもんな」

 

と言っていたので、その気持ちがまたさらに父の介護を1人で抱え込もうという

方向へ加速させていたのだと思います。

 

母は、父の……

 

食事の世話

着替えの世話

オムツの交換

お風呂の世話

歩行の補助

病院など外出時の付き添い

…そして母にとって最も苦痛を伴った父のシモの世話

シモの事で家の中がめちゃくちゃになったあとの掃除

無論、普通の家事一般も

 

全て1人でやっていました。

 

でも、そんな事ずっと出来るわけが無いんです

スーパーマンじゃああるまいし

長期的に見たら父の認知症はどうしても進行していく

お母さん絶対からだを壊す、倒れる、頼むから「ヘルパーさん」 を雇うのを許可

して欲しいねん!ホンマ頼む・・・。

 

何度言ったことか……

 

外部の、例えば父の身の回りの世話を(例え短時間でも)補助してくれるような

ヘルパーさんに依頼する方法は、このときよりずっと以前から調べていて

ツテはあったのですが、母は断固として嫌がるのです。

 

「そんな赤の他人に家のこと、何にもされたない、何にも触られたない」

「もの盗られたらどうすんの?!」

「気持ち悪いから絶対嫌や」

 

何度言われたことか……

 

ですが、そんな事を言ってた母も、あの断固として拒否してた母も、最終的には、

 

「 (泣きながら) ヘルパーさんにお願いしようか…」

 

と自分から僕に提案してきました。

反対していた頃はまだ気持ちに余裕があったのです…。

この頃母はノイローゼ気味で、心も身体もボロボロでした。

 

 

人それぞれにやり方はあると思います。

みんな誰だって自分の思うように、物事を進めたいと思っています。

母は最後まで自分でやりたかった、とも言っています。

 

でも……

僕が言いたいのは、こと介護の現場においては特に

 

もっと人に頼ってええやんか

 

という事です。

 

また別の機会にお話したいと思いますが、介護者の精神状態は

認知症本人の精神状態に大きく影響します。これがさらに夫婦ともなると

互いの心の持ちようがシンクロします。

 

母がもっと早くからヘルパーさんの協力を得ていたら…

 

少しでも心に余裕が生まれ、父に対してより多くの時間、

優しく接することが出来たかもしれません

 

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優しく接した結果、父の心の中の承認欲求が満たされ、

認知症の進行がより緩やかになっていたかもしれません

 

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苦しんでいる介護者さん、認知症ご本人、そしてそのご家族、

1人で、自分たちだけで、抱え込んでいませんか?

人それぞれ、プライドや思い込み、踏み込まれたくない領域、

いろんな事や考え方は確かにあると思います。

 

でも、まずそんなもんはごっそり手放して下さい。

だってみんな、誰よりも自分の家族の幸せを願ってるでしょう?

家族が少しでも楽に、幸せで、笑っていられたら、それに勝るものなんか

ないじゃないですか。

 

ですから、どうか、僕の母のようになる前に

 

人に頼って下さい‼️

 

全ては自分たち家族のため。

ご参考になさって下さい。