父の認知症状が明確に出だしたのは 2〜3 年前からですが、今思えば随分と前から
ああーあれ予兆やったのかも、というような父の日常のちょっとしたアクションが
ありました。
大体10年くらい前からでしょうか。
家の電話が鳴っているのに、自分の近くにある携帯が鳴っていると言ったり…
僕の家に遊びに来たとき、明らかに人が入れない幅の物置のドアを
「トイレどこやったっけ?」といって開けてみたり…
元々冗談が好きな父なので、ああまた何か言ってるーと家族はスルー
(本当はみんな言わないだけで薄々気づいていたと思いますが)
していましたが、僕は本気で言っているようにも見えたので、
え?もしや認知症?いやいやーまさかーと、それでも少し怖い気持ちになったのを覚えています。
そのあとは全くいつも通りの父だったので、あまり気にしていませんでした。
ですが、やはりどこか様子が違ったように思います。
そんな普通の日常の中で、ふと訪れるものですから、その時点で気付き
アクションを起こすというのは、今考えてもそれは至難の技です。
認知症はそのなり易さや、原因、治療法など色々なことがまだ
明らかになっておらず、仮に発症してしまった場合は、周囲の人が本当に手探りで、
試行錯誤しながら対策を追求していっているのが現状だと思います。
うちもそうです。
日本はこれから少子高齢化社会をむかえますが、認知症で苦しむ方々は
きっと今よりも増えていくのではないでしょうか。
そのような社会の中で、いま、ここから出来ること、の一つに
もしも身内や周囲の人が認知症になってしまった場合にすぐ貢献できるよう、
知識を蓄えておく事、というのも有ると思っています。
もう少し早くに、このやり方を知っとったら…
僕は父にしてあげたかったけれど、知るのが遅かったせいで
出来なかったことがいくつもあります。
このような事が無いように、僕のような人を後に出さないように、
認知症に関連する色んな体験、知識をフルスイングでこのブログを使って
提供していきたいです。
ライトな情報も多いと思いますが、ご一読頂ければ幸いです。
皆様、これからもよろしくお願いします☺️